埋蔵金みーっけた。
「佳代ちゃんの笑い声、未久の
クラスまで聞こえてたよー。 先生が、
苦笑いしてたしー」


帰り道、三人で歩いているときに言われた。


「えー嘘ー。 あっ、隣のクラスだもんね」


「それを言うなら、うちも隣のクラスだよ。 
勿論、聞こえてたよー。 大音量で」


えぇぇ。 最悪。


「待って待って。 だとするとあたし、
めっちゃ変な人じゃないかあっ」


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