埋蔵金みーっけた。
「あ、いんじゃない? 
じゃあ、うち近道するからー」


ゆるゆると喋り、いつもと少し違う道から、


麻由は帰って行った。


「未久、家帰ったらひとりかも・・」


麻由を少し見送った後、未久が口を開いて


言った。 何でだろう。 お母さんとか、


仕事してなかった筈なんだけどな。


「えー、何で? 未久ママ、仕事
してなかったよね?」
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