埋蔵金みーっけた。
「置いてくなよー」


「ご、ごめんねっ」


親切心の厚い未久だけがあやまった。


偉いなーとか思いつつ歩いて行くと


いつもの所に着いた。


「さあ掘るぞー」


「え、何。 いつもこんなとこでやってんの」


「やってんの。 小林、何想像してたの?」


麻由がまたもやさらり、と言う。




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