埋蔵金みーっけた。
あたしは、至って普通なお家の前に


立っていた。


よしっ、と良く分かんない気合いを入れて、


インターホンをピンポーンと軽やかに押した。



「はーいっ、あ、美奈子ちゃんの代わりの・・」


「東海林 佳代です」


「きゃー、そっくり!」


ど、どうも・・。 曖昧な返事をして、


家の中に上がらせてもらった。


「あ、これ、お土産です」


よし、忘れなかった!

< 97 / 158 >

この作品をシェア

pagetop