愛と涙、そして知るだろう。
学校に着くと、美波が慌てて近づいてきた。
「結羽おはよ。ってその目どうしたの!?」
「おはよ。寝不足でダウン(笑)」
親友にまで嘘をつく私。
「もう(笑)なにかあったと思って、心配したんだから。」
「ごめん。小さい目がますます小さくなっちゃったよ。」
「結羽、目大きいし可愛いよ。」
美波には口が裂けても、言えない。
私は知ってる。
美波は優しいから、私の本当の気持ちを知ったら、
絶対に涼に告白されても断る。
こんな優しい友達、傷つけることできないよ。
「朝日川さんおはよ。」
涼が美波に声をかける。
「おはよう。黒崎君。」
そう言われて、ピンクに染まる涼の頬。