愛と涙、そして知るだろう。
君との距離
私は野球部の練習をフェンス越しに見ていた。
「涼、かっこいい・・・///。」
私の名前は、
野上結羽。
私の見つめる視線の先に居るのが、
黒崎涼。
私の幼馴染。
そして・・・。
私の好きな人。
幼稚園の頃から、高校1年生の今までの12年間。
ずっと、一緒に成長してきた私達。
きっと涼は私が涼のことを、1人の男の子として、
好きなことを知らない。
ずっと、胸の奥に隠してきた。
“好き”の一言。
今さら、
“好き”なんて言えないよ・・・。