愛と涙、そして知るだろう。
康平までも傷つけてる私は、本当に性格が悪い。
「康平・・・。」
「ん??」
優しい目を向けてくる康平。
「私なんかに優しくして、疲れない・・・?」
率直な気持ち。
こんな私に愛想を尽かしちゃったでしょ?
目を見開いた康平。
やっぱり、図星だったんだ。
「そんなこと思ってるわけねぇだろ!!!」
返ってきた康平の言葉にびっくりした。
「絶対にそんなこと思ってない。俺は結羽のこと、嫌いになったりしないから。」
康平の真剣な目。
「俺はどんな結羽も好きだから。でも、辛そうな顔は見たくない。」
「うん・・・。」
「なぁ、ごめん。さっきの言葉撤回していい?」
えッ、、、??
やっぱり私のこと嫌いなのかな・・・??
「う、うん・・・。」
「さっきは、冗談って言って誤魔化したけど、結羽、やっぱり俺じゃダメ?」
ますます真剣な目に思わずドキッとする。