愛と涙、そして知るだろう。
涼と居ると、
いつも幼い日にかえったみたいになる。
涼との距離はすっかり遠くなってしまったけど、
こうして変わらないこともあるんだと思うと、嬉しい。
・・・けど、やっぱり恥ずかしい。
「もうッ!!涼の馬鹿!私まで巻き込まないでよね。」
そう言って、おとなしく康平の横に移る。
「結羽。俺嫉妬するよ?」
康平ったら可愛いなぁ。
「ごめん・・・。実は、私だっていつも嫉妬してるよ。」
「えッ!?誰に??」
そう。
明るくて優しい康平は、すごくモテる。
だから、本当は、康平を狙ってる女子に嫉妬してる。
「だって、康平モテるもん。私は可愛くないし、康平、キスもして来ないから、私って女としての魅力がな・・・あッ!」
何言ってんの私!!
今、すごく恥ずかしいこと言ってしまった。
『キスしてほしい。』
みたいな大胆発言を・・・!!