愛と涙、そして知るだろう。

康平の温かさを感じながら目を閉じる。




小さい頃からずっと、

私が握るべき手は涼の手だと思っていた。




小さい頃の私が、

今の私を見たらなんて言うかな・・・?




「なんで涼を選ばなかったの!?」

って怒るかもしれない・・・。




でも、

「相手の幸せを想うこと。」

それを愛と呼ぶんじゃないかな・・・?






そんなことを思いながら、私は眠りについた。







◇◆◇◆◇



どれくらい寝ただろうか・・・?



そろそろ終点じゃないかな?


そう思って目を開けようとした時、



((チュッ))


唇に当たった温かい感触。










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