愛と涙、そして知るだろう。
あの約束はなくなるけど・・・。
「そのかわり、新しい約束してもいい?」
「ん?どんな約束?」
私と涼は一緒には幸せになれない。
でも・・・。
「お互い絶対に幸せになるっていう約束!」
それを守ることが、
私達の幸せじゃないかな・・・?
笑ってうなずいた涼。
私は涼の幸せをいつまでも願ってるよ。
「じゃあ私、もう帰るね。」
「おう。明日ちゃんと、康平に今日のこと、謝っとけよ?」
「うん!じゃあ。」
「またな!」
そう言って、涼の家を出る。
見上げた空には、
満天の星が輝いていた。