spiral"alive"Ⅱ
「えっ?」
今…何て?
「君が認めさえするなら、木下さん達は許すって言ってるんだ。
今君にある選択肢は2つ。
仲間と共に地獄に行くか、仲間を助けて地獄に行くか…それだけだよ。」
「…。」
俺が、俺だけが犠牲になるだけで
皆がこの罪から解放されるならーー
俺の答えは、とっくに決まっている
「決めたみたいだね。まぁ、聞くまでも無いか。」
無籐の言葉に“M”が俺の腕を掴んだ。
「待てよ。」
無籐の視線がまた俺に向かう。
「最後に…陸斗と話させてくれ。」
一瞬考え、無籐は陸斗を拘束していた“M”に合図をする。
俺は陸斗の元に向かった。