spiral"alive"Ⅱ
いつもの俺なら、簡単に避けれた筈だった
けど、消滅の薬による体を蝕む激痛と
微かに残った意識を全てMに集中してたせいで
牧野の能力を避ける事は出来なかった。
「なっ!」
額に指が当てられたと思った瞬間、発せられた光
それを受けた瞬間、俺の視界が霞む。
「右京君!」
倒れ込んだ俺を、悠里はギリギリ受け止めた。
っ…視界が安定しない
それに、さっきから頭がボーっとするこの感じ
…眠い?
「牧野てめぇ…何しやがった?」