spiral"alive"Ⅱ
閉じそうになる瞼を必死にこらえながら、俺は牧野に問いかけた。
「‘鈴音’…つまり、俺は今お前の心を強引に鎮めた。
だからめっちゃ眠てぇだろ?」
牧野はコッチを向かず、言葉だけ答えていた。
「ここは俺に任せて、安心して寝てろ足手まとい。」
「っ…ざけんな。お前に、倒せる訳…ねぇだろ?」
意識が段々遠のいて行く
「もう誰も…傷つけたくない。誰かが、俺のせいで死ぬのは…もう嫌なんだ。」