spiral"alive"Ⅱ
コイツは親父の仇だ
負ける訳にはいかない
そう分かっているのに、反対に力が段々抜けて来た。
っ…このままじゃヤバい
何とかしねぇと…
「‘炎’!」
最後の力を振り絞って、俺は森内に炎を放つ。
けど、俺の炎はいとも簡単に相殺された。
「!?」
「クス…確かに、私の“花”の能力は炎が弱点です。
けど、それを上回る能力度の技で相殺する事は容易いんですよ。」
つまり、俺の能力値が足りてない
俺の能力値がもっと高ければ
こんな奴…!!
『勝ちたいのか?』