spiral"alive"Ⅱ

炎鬼と目が合った。



『あんたは空岡右京の仇を討つ為に、あの女を倒したい。が、能力値で上回られてるから勝つのは難しい…。
だから能力値を上げる必要がある、だろ?』



まるで俺の心を見透かされたみたいだ。



これが、能力…?



『力をやるよ。オレの主。』



「!」



俺は顔を上げた。



『但し、タダでとは言わねー。オレはあんたの兄貴の龍閃架みたいに甘くねぇからな。』



「…何すりゃいいんだよ?」



俺の言葉に、炎鬼はニヤリと笑った。




『ある試練を受けてもらうぜ。』




< 214 / 543 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop