spiral"alive"Ⅱ
炎鬼と目が合った。
『あんたは空岡右京の仇を討つ為に、あの女を倒したい。が、能力値で上回られてるから勝つのは難しい…。
だから能力値を上げる必要がある、だろ?』
まるで俺の心を見透かされたみたいだ。
これが、能力…?
『力をやるよ。オレの主。』
「!」
俺は顔を上げた。
『但し、タダでとは言わねー。オレはあんたの兄貴の龍閃架みたいに甘くねぇからな。』
「…何すりゃいいんだよ?」
俺の言葉に、炎鬼はニヤリと笑った。
『ある試練を受けてもらうぜ。』