spiral"alive"Ⅱ



空岡右京




呪いの輝石を埋め込まれち瞬間見えた、奴の瞳




絶望や不安を何も映していない




希望に満ちた瞳




「…チッ。」



今思い出しても腹が立つ



「…例の件はまだか?」



「申し訳ございません。突然の事でひどく動揺しているとの報告が。
心の崩壊は能力の暴走にも繋がります故。」



Kは淡々と副学に告げた。



瞬間、副学にある案が浮かぶ。



「つまり、その不安を取り除けば良いのだろう?実に簡単だ。」


「X?」



Kの声に、副学はニヤリと笑った。



「簡単だ。家族に会わせれば良い。」





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