spiral"alive"Ⅱ
ドアの前に立っていたのは
記憶の中に出て来た、星組生徒であり
親父を、学園長に売った人物
幻覚の能力者ーーー
「何でここに居るか…。僕はあの方の使いだ。反乱分子を砕くのが使命に決まってるだろ?」
「っ…けど、その姿…。」
あの頃と、何も変わっていない
親父達が居た頃と同じ
少年の姿だった
「“E”の記憶を見たんだろ?僕はあの方によって造られた人工人間。だから僕はある程度成長すれば時が止まるんだ。」
「なっ!」
時が止まる
じゃあアイツは、あの頃から年をとっていない?
「それにしても、まさか右京君の後継者が居たなんてね…。」