spiral"alive"Ⅱ

俺は血まみれの剣を海に向ける。


「何でお前…要らない存在のくせに。」



「確かに、同じ能力なんて2つも要らない。」



何もかも同じ存在は必要無い



だから…



「綺麗な旋律を創る為に、俺は違う音になったんだ。」



「!」海の表情が変わる。




ポウ、と音を立てて




剣を朱い光が包み込んだ。



「せっかく俺が合わせてやったのに…お前が居るんじゃ、不協和音にしかならねぇだろ。」




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