spiral"alive"Ⅱ

「っ…ふざけ…ーー!」




海が何かを言う前に



俺は間合いを詰め、剣を刺した。




「だからお前も、変わるんだよ。」




光がパァンと弾け飛ぶ。




燃えるような、澄んだ朱色




貫いた剣は、そんな姿に変えていた。







『合格だぜ、オレの主。』




炎鬼の声が聞こえた瞬間、視界が暗くなる。




『しょうがねぇから教えてやるよ。オレの、もう一つの名前はーー』







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