spiral"alive"Ⅱ
「なっ!」
心臓を止めるスイッチ?
そんな事したら…
「噂にしか、聞いた事は無かったけど…所詮僕等は、只の駒だって事か…。」
その時の無籐は、どこか寂しそうだったけど
謎が解けて、清々しいようにも見えた。
「っ…死ぬな無籐。もうすぐ、もうすぐ柚璃が来てくれる。そうしたら、お前だって…。」
「無理だよ。いくら、秋山さんでも…僕は治せない。」
突きつけられた現実
それを信じないのが、人間の悪い癖だと思う
「死ぬのなんて怖くない。それに…最期に、右京君の欠片に、会えた。」