spiral"alive"Ⅱ
「えっ?」
祐介の言葉に皆の視線は集中する。
「夾のノートに書いてあったんです。あと、これも。」
祐介がポケットから出したのは
一本の古い鍵。
「!この鍵って…。」
「三回逆廻しの鍵か…。確かに、“不思議の国”ってお伽話だ。『逆』ってところがポイントかもな。」
愁の推理は当たっているかもしれない
只三回廻すだけなら普通過ぎる
「じゃあ夾は、副学の居場所分かってたのか…。」
アイツ…どんな情報網持ってんだよ?
「とりあえず、これで俺達の行き先は決定した。分かれるぞ。」