spiral"alive"Ⅱ
誰も言葉を発しなかった。
光が視界から消えた瞬間、見えた光景
それは、予想にしていないものだったから…
「…?」
俺の目はどうかしたのか?
いや、この一瞬で何があったんだ?
岬の手は、俺に触れる事無く
操られてる祐介を、抱きしめていた。
…一体、どうなって…ーー!?
瞬間楽になる首。
絞められていた力が段々緩んだかと思ったら、今度はゆっくり下ろされた。
地に足が着いて影が消えたと同時に
力無く岬に倒れ込む祐介の姿が目に入った。
「!?祐介!」