spiral"alive"Ⅱ
もしもしーーなんてやり取りは無く
悠太さんの焦った声が届いた。
繋がった!ーー皆安堵の行きを吐く。
「うん、岬だよ!良かった…悠太先生出てくれ『馬鹿!今まで何してたんだよっ!!』
えっ?
皆の表情が一気に変わる。
『梅花ちゃんから、お前が反学園勢力に攫われたって聞いて…どれだけ心配したと思ってんだ!悠里さんが、どんだけ探し回って…。』
あ…そういえば、岬ちゃんって攫われたんだよね?
何か一緒に戦ってたから忘れちゃったよ…
「…ごめん、悠太先生。」
岬ちゃんはギュッと携帯を握り締める。
「私、学園に連れて来られたの。けど、海兄達が助けてくれたから今はもう平気。」
岬ちゃんの言葉に、『そっか。』と優しい声が聞こえた。
「それで…悠太さんに協力して欲しい事があるの!」