spiral"alive"Ⅱ
どんなに遠く離れても…
フォン、と光が消えたと同時に、俺達は現実に引き戻される。
皆、すぐには言葉が出なかった。
「…今の、視たか?」
俺の問いに皆ゆっくり頷く。
信じられない
いや、信じたくない
「まさか、奏汰さんが犠牲者だったなんて…。」
沈黙が走る。
親友が、“希望への道筋”に巻き込まれた
それを知ったとき、親父はどんな気持ちだったんだろう…?
「…何だよアイツ!!」
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どんなに遠く離れても…