spiral"alive"Ⅱ
後ろ姿で分かる
思い出してるんだ
“チーム”と戦った、あの時を…
「華さんも早く行って下さい。」
「っ…でも!」
祐介が説得するも、華も引き下がらない。
「皆さんを巻き込んだのは俺達です。だから、俺達だって役に立たせて下さいよ。」
「…。」
もう何を言っても無駄だ
アイツ等は、とうに覚悟が出来ているんだから…
「華…行くぞ。」
俺は華の腕を掴んで、引っ張っていく。
最後に、祐介と目があった。
「後は任せたぜ、祐介。」
「ハイ。」
祐介の笑顔を見て
俺達は走り出した。