【短編】ヤキモチ☆
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「なんで…悠がここにいるの??」
しかもベットで寝てるし…
「あれ??言わなかった??ここ悠の家だもん。悠がいて当たり前じゃん!」
き…聞いてないよ!!
「…帰る…」
「ちょっ…待って」
腕を掴まれて引き止められた
「悠の話聞いてやって。」
えっ…?
「あいつほど片瀬の事思ってるやついないよ!それにこのままだとあいつダメになっちゃうから…」
「それって…キャッ!?」
どういう意味なのか聞こうとしたら
後ろから抱きしめられた
「泰知…おまえ何してんの??」
耳元に息がかかってくすぐったい
「何って…片瀬連れて来てやったんだろ??」
「でも腕を掴む必要はないんじゃね?」
あっ…
腕掴まれたままだった
「わりぃッ…そんなおこんなよ」
「気安く触んな」
「折角連れて来てやったのに…ヤキモチばっか妬いてるから嫌われんだよ!」
ヤキモチィィィィ!!!?
悠がぁぁ???
「うるせぇー…お前もう帰れよ」
悠が抱きしめる力を強めた気がした
「わかったょ。片瀬あと頼んだから!」
頼むって…
後ろから抱きしめられたままで
この状況どうすればいいの!?
顔を見なくていいところが救いだよー…
悠の顔見るの怖いもん…