【短編】ヤキモチ☆




放課後になってもまだ囲まれてるよ;

「はぁー…」


「大きな溜め息だね;;原因はあいつだろうけど」



絢ちゃんはちらっと悠のほうを見た



「一緒に帰るんだよね??」


「わかんなぃ…約束してるわけじゃないし」



前は一緒に帰るのが当たり前だった

放課後になると悠が
「帰ろう」ってあたしの所に来てくれたのに


最近は来てくれない…

ずっと女の子達に囲まれて話をしてて
あたしはいつもそれを見てるだけ


見てるだけがダメなのはわかってるけど
あの輪の中には入れないんだもん…



話が終わるのを待つけど 待ちきれなくて教室を出ると悠が後を追いかけてくる

最近はそんなのの繰り返し

だから一緒に帰るのかどうかすらよくわからない…



「そっかぁ〜。じゃぁ一緒に帰ろう♪久しぶりに買い物でも行ってストレス発散させないと!!」


「行く!!買い物終ったらお茶しようね」



「了解♪綾美は甘い物好きだからね〜。」


絢ちゃんとどこでお茶するかを話しながら教室を出た
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