【短編】ヤキモチ☆
22
「綾美は俺のこと好きか?他に好きな奴がいるんじゃないか?…泰知…とか…」
「あたしが泰知君を好き?!有り得ないよ!!」
「好きでもない男についてくか??行き先もわからないのに…しかも部屋に上がってさ…」
ついてきたんじゃなくて無理矢理連れてこられたんだよ!!
今はそんなことどうでもいい
ただあたしの気持ちを悠に知ってほしい
「ねぇ、悠…あたしが好きなのは悠だよ!!」
言いながら悠に抱き着いた
あたしの気持ちをちゃんと知ってほしかったから…
「その言葉…信じていい?」
「うん。信じて!!…てか、あたしのいうこと信じれないの??」
ちょっとショックだなぁ…
「信じてないわけじゃねぇ。ただ好かれてる実感が無いっていうか……」
悠も悩んでたんだね…
不安になってたんだね…
あたしと同じように
「あたしほんとに悠が好きだよ。だからヤキモチ焼くし、あたしのことほんとに好きなのかわからなくて不安になるの…」