【短編】ヤキモチ☆
おまけ
「えっ…風邪で休んでたんじゃないの?」
「風邪っぽかったのは最初の一日だけ。あとは…学校行きたくなかったし…誰かさんが避けるから」
それってあたしのことだよね…
「だってさ、俺は学校に綾美に会いに行ってんだぜ?」
抱きしめられ耳元で囁かれた
すっごく甘い声で言うからドキドキするよ…
「なのにおもいっきり避けられて…他の男とは楽しそうに話してて…そんなの見てらんねぇーし…でも止めにも行けねぇーから…」
悠の声が徐々に小さくなっていった
「ごめんね…」
悠の背中に腕を回して力いっぱい抱きしめた
「キスしてくれたら許す…」
いつもは恥ずかしくて絶対しないけど
チュッー…
唇が触れるだけのキス…
「悠…顔赤いよ?」
「みんじゃねぇー…。マジでしてくれるなんて思わなかったし…」
そう言って顔を見られないようにそっぽを向く悠がすっごく可愛い
「許してくれる?」
「最初から許してるって!でも他の男とあんま話すな。てか男と二人きりになるのはやめろ?」
「うん…」
ほんとに悠はヤキモチ妬きだなぁ〜
あたしもだけど…
♪ー♪♪〜♪ー
「キャッー…」
なんだー…電話か〜
ビックリした;;
「げっ…泰知だ…」
“げっ”って酷くない?
友達じゃないの?
「ちょっとごめんな」
そう言って悠はあたしから離れて部屋から出てっちゃった