【短編】ヤキモチ☆
3
門を出ようとした時
「綾美ー…!」
いきなり名前を呼ばれた
徐々に足音が近づいてくる
振り返ると、肩で息をしてる悠がいた
振り返らなくても声で悠だってことはわかったけどね☆
「何??」
「何って…どこ行くんだよ!?」
「学校が終わったから帰るに決まってるでしょ!!」
あたしと悠の間に割って入る絢ちゃん
「悠ずっとみんなと話し込んでたでしょ??」
「あ…うん…」
「だから今日は一緒に帰らないと思って絢ちゃんと買い物に行くことにしたんだけど…ダメだった??」
「ダメじゃないけど…」
そっかぁ…
ダメじゃないんだ…
ダメ!!とか、買い物やめて俺と一緒に帰ろう!!
とは言わないんだね
ダメって言われるのも困るけど少しは言ってほしいなぁ〜…ってわがままだね;;
「悠君の許可も取れたし、行こう綾美!!」
「ぅん…ゅうまた明日ね」
絢ちゃんと一緒に買い物に向かったー…