【短編】ヤキモチ☆




絢ちゃんと悠の睨み合いが終わらないから

あたしは絢ちゃんを引っ張ってお店に入り
悠は泰知君に引っ張られてどこかへ行っちゃった



「絢ちゃんは悠が嫌いなの??」



「はぁ!?いきなり何??」



「だって顔見合わせると睨み合ってるでしょ??」



「嫌いじゃないけど…嫌い(笑)」



え??
嫌いじゃないのに嫌いって;;
どういう意味??



「全体的には嫌いじゃないんだけど、嫌いな部分があるってことね!!」



そういうことかぁ

「嫌いな部分ってどこ??」


「綾美の気持ちをわかってないところだよ!!今日だってついてくるぐらいなら『一緒に行く』って言えばいいのにさぁ〜」



あたしのために絢ちゃん怒ってたんだ
あたしは平気なのに



「素直じゃないんだよね、悠君は。綾美もだけど。…何ニコニコしてるの!?」


「絢ちゃんが友達でよかったなぁ〜と思って。心配してくれる人がいるのは嬉しいね♪」



「じゃぁ友達の絢ちゃんのために今日は綾美のおごりね」



「それとこれは別!!」



「ケチ〜」



なんて笑いながら話してたら


急に絢ちゃんが後ろを向いてあたしに背を向けた
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