【短編】ヤキモチ☆
6
「え!?絢ちゃん…??」
「ヤバイ…見つかったかも;;」
誰に?
って聞こうとしたら
後ろから声が聞こえた
「ばっちり見つかったね」
振り返るとー…
あたし達と同じ学校の制服を着た男の人が立っていた
あれ?
どっかで見たことあるような…
「はぁ〜…最悪」
絢ちゃんがすごく嫌そうにこっちを向いた
「何が最悪なんだ??仕事さぼっといて」
仕事?
絢ちゃんバイトしてたっけ?
やっぱりこの人どっかで見たことあるよ
声も聞いたことある気がするし
「たまには休んだっていいでしょ!!」
「休むのは別に構わないけど連絡ぐらいしろよ!!心配するだろ」
「メールしたけど……ごめん。違う人に送ってた;;」
「おまえって昔からそうだよなぁ。ちゃんと確認しろよ!生徒会の仕事だって俺がどれだけフォローしてることか……」
この人が誰か思い出そうとしてる私の耳にある言葉が入ってきた
“生徒会”
「生徒会長だぁ!!」
思い出したあたしはおもいっきり叫んでた