【短編】ヤキモチ☆




叫んだことで
お店にいる人の視線があたしに集まった


「綾美声大きいよ」



「ごめん……」



「あはは…叫ばなくてもいいのに」


生徒会長はすっごい笑ってるし


思い出せてすっきりしたらつい叫んじゃって
恥ずかしいよ…///



「ごめんね。名前も名乗らずに話に割り込んで。」


「藤野晃一さんですよね?生徒会長の」



「そうそう、よろしくね。綾美ちゃん。噂通り可愛いね♪」



「ナンパしないの!綾美には彼氏がいるから」



「ナンパしたつもりはないんだけどな…」


この二人仲いいなぁ〜☆



会長を交えて三人で沢山話をした


二人は幼なじみなんだって。だから仲がいいんだね




「もうこんな時間!?そろそろ帰ろう」


「そうだね」


時計が示す時間は八時半だった

時間が経つの早いなぁ〜

久しぶりだから余計に早く感じるのかも



外に出ると空は真っ黒になってた


「藤、綾美を送ってってあげて」



「別に構わないけど」



「一人で大丈夫だょ!!会長さんは絢ちゃんと帰ってください」



「でも…」



「大丈夫だから。じゃぁねぇ〜☆」


まだ何か言いたそうだけどあたしは家に向かって歩き出した
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