【短編】ヤキモチ☆
7
叫んだことで
お店にいる人の視線があたしに集まった
「綾美声大きいよ」
「ごめん……」
「あはは…叫ばなくてもいいのに」
生徒会長はすっごい笑ってるし
思い出せてすっきりしたらつい叫んじゃって
恥ずかしいよ…///
「ごめんね。名前も名乗らずに話に割り込んで。」
「藤野晃一さんですよね?生徒会長の」
「そうそう、よろしくね。綾美ちゃん。噂通り可愛いね♪」
「ナンパしないの!綾美には彼氏がいるから」
「ナンパしたつもりはないんだけどな…」
この二人仲いいなぁ〜☆
会長を交えて三人で沢山話をした
二人は幼なじみなんだって。だから仲がいいんだね
「もうこんな時間!?そろそろ帰ろう」
「そうだね」
時計が示す時間は八時半だった
時間が経つの早いなぁ〜
久しぶりだから余計に早く感じるのかも
外に出ると空は真っ黒になってた
「藤、綾美を送ってってあげて」
「別に構わないけど」
「一人で大丈夫だょ!!会長さんは絢ちゃんと帰ってください」
「でも…」
「大丈夫だから。じゃぁねぇ〜☆」
まだ何か言いたそうだけどあたしは家に向かって歩き出した