【短編】ヤキモチ☆
9
「も…もしもし?悠?」
「出るのはやっ(笑)今何してんの?」
だって…
電話をかけようと携帯手に持ってたんだもん///
あたしが電話するのわかったのかなぁ?
「家に向かって歩いてるよ」
「はぁ!?こんな時間に??」
「話してたら時間忘れちゃって;;」
ギュッー…
えっ!??
何??
誰かに…
抱きしめられてる??
やだっ…
恐い……
「はなし…」
「一人で歩いててこういうことされたらどうすんの??」
左耳には電話からの悠の声右耳には悠の声が直接聞こえて…
振り返ると
そこには悠がいて…
何で??
悠がここにいるの??
「めっちゃあほ面(笑)」
「だって…びっくりして…怖くて…でも悠がいて…」
言いたいことがたくさんあるのに
思考回路が回ってないから何言ってるかわかんないよ///
「落ち着けって。」
そういいながら頭を撫でてくれた
頭を撫でられてたら
徐々に落ち着いてきて
なんか子供もみたい///
「落ち着いた??」
「うん…////」
「そっかよかった」
悠はあたしの手を引いて歩き出した