三角関係
第二章*恋の味

「そうだ。神田アドレス教えて」
「え、あっ、」
「私も知りたい」
「じゃあ、二人の教えて」
「今日、健斗一緒に帰ろう」
「いいけど…神田も一緒に帰ろう」
「私はいいや、図書室よりたいし~」
「なら、仕方ないね」
「だな」
「ごめんね、じゃあバイバイ」
「バイバイ」


タッタッタッタッ…

ガラガラガラ…

「はぁ~」

心が痛い
どうして?
私は、結城くんの事なんて好きじゃないのに…
恵里菜の事応援するって決めたもん

結城くんは、恵里菜の事好きなのかな…
だとしたら、両思いじゃん!!
よかったねぇ。

…素直に喜べない
最悪な女…

きっと、私は…
結城くんの事が…
『好き』


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