幸せの見つけかた
「それと、もう一つ言いたい事がある、とおっしゃってます。」
「なんだよ。」
「自分の心に嘘をつくなと言ったはずだ、とおっしゃってます。」
「嘘なんて… ついてねーよ。」
ソファーに座り、改めて二宮を見た。
「香織さまのこと、もっと素直になりなさい、とおっしゃってます。」
「素直になってるよ。彼女は上野さんといた方が、幸せになれると思うから、こうしたんだろ?」
「そんなのは、自分のエゴだと、おっしゃってます。」
「あーっ!! その、おっしゃってます、は省略しろ! 鬱陶しい。」
ガシガシ頭を掻いた。
「なんだよ。」
「自分の心に嘘をつくなと言ったはずだ、とおっしゃってます。」
「嘘なんて… ついてねーよ。」
ソファーに座り、改めて二宮を見た。
「香織さまのこと、もっと素直になりなさい、とおっしゃってます。」
「素直になってるよ。彼女は上野さんといた方が、幸せになれると思うから、こうしたんだろ?」
「そんなのは、自分のエゴだと、おっしゃってます。」
「あーっ!! その、おっしゃってます、は省略しろ! 鬱陶しい。」
ガシガシ頭を掻いた。