幸せの見つけかた
「お味噌汁、口に合うかなぁ…。」



「違うよ、いい匂いは… 香織さん。」





「もう、何言ってんの。ほら、顔洗ってきて。洗面台に歯ブラシとタオルあるから。」



腕をほどかれてしまった。




ちぇっ、いつものペースに戻ってるよ。












「あー… 卵焼き、うまっ!」



俺がそう言うと、彼女はクスクス笑ってる。





香織さんが起こしてくれて、作ってくれた旨い朝メシを一緒に食って。





こんな時間が、ずっと続けばいいのにな…。








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