幸せの見つけかた
俺のセリフにポカンとした後



「またかよ!!」



と、小声で擦り寄ってくる。




「いつ別れたんだよ?」



「んー…昨日。」



「昨日ってっ!」





『チーン』



ちょうどエレベーターが開き、待ってた人が一斉に乗り込む。



他の同僚も一緒になったから、その会話は途切れた。




助かった。




それから、まだ何か言いたそうな哲也を無視し、仕事に集中した。






ハズだったんだけど。




睡眠不足で、頭が回らない。





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