幸せの見つけかた
「良平、女の子からの告白だぞー!付き合っちゃえばー?」




「ははっ…。」




一番苦手なタイプなんだよなー… この子。



目もクリッとして、可愛い顔立ちだけどさ。



なぜか、惹かれないんだよなー。






彼女の方が、よっぽど…






ん?



いま俺、誰の事言ってる?




えーっと…



何考えてんだよ、俺。







「わりぃ、俺帰るわ。ちょっと用事思い出した。」



金を置いて立ちあがった。



みんなは不満そうだったが、哲也は軽く笑って、手を上げてくれた。



あいつは俺のタイプ知ってるしな。




でも立ちあがった理由は女の子から逃げるためより、あっちの方が気になったからなんだけど。






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