幸せの見つけかた
「今日は、もういいよ…」



「では。」



一礼して、帰っていった。





なんだか… バアちゃんと二宮にハメられてる気がする。






でも、さっきの足… きれいだったな……。




うっ、バアちゃんの作戦にかかってる!




だってよー… しょうがねーじゃん。



俺だって、男なんだからさー。







そのうち続きが見られたりして… なんて横シマな考えは、しっかりバアちゃんにも見破られていたらしく。



次の日は、カラオケで歌ってる彼女だった。



…けっこう上手いじゃん。



やっぱり選曲からして、俺より年上っぽい。




いや、もちろん俺も知ってる曲だけどさ。



今の若者の曲じゃない。



俺も分かんねーんだよな、後輩の歌う曲が。




俺も、オヤジになってきたのかなぁー。








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