幸せの見つけかた
二宮は無理やり、真面目な顔を作った。



そして一つ、大きく息を吐いた。




「さて、一週間が過ぎました。ここで決めて頂きます。この女性とお会いになるか、ならないか。」



背筋を伸ばして、じっと俺を見た。





「あぁ…。決めるんだな。」



真剣なオーラを出され、俺も思わす正座した。







「…会わせてください。」



そう言うと二宮は


「わかりました。」


とニッコリうなずいた。





「では早速手配します。」



そう言いながらヤカンへ向かう。







< 36 / 204 >

この作品をシェア

pagetop