幸せの見つけかた
約束の時間、上野さんと一緒にタクシーに乗り込んだ。
「仕事って、何なんですか?」
隣に座る上野さんに、声をかけた。
「良平さ… うちの会社、老人介護施設も経営してるって、知ってたか?」
「えっ?…知らなかったです。」
「実は、俺もさっき聞かされるまで知らなかったんだ。で、そこが今、かなりの赤字らしい。」
上野さんはそう言って、数枚の資料を渡してきた。
そこには、収支報告の数字が並んでいる。
「…これをパッと見ても、ピンとこないですね。」
資料を見ながら、呟いた。
「まぁ、そっち関係の仕事はしてないからな、お互い。 それで今回、その赤字を減らすための会議が行われた。…どんな結果になったと思う?」
俺をチラリと見る、上野さん。
「仕事って、何なんですか?」
隣に座る上野さんに、声をかけた。
「良平さ… うちの会社、老人介護施設も経営してるって、知ってたか?」
「えっ?…知らなかったです。」
「実は、俺もさっき聞かされるまで知らなかったんだ。で、そこが今、かなりの赤字らしい。」
上野さんはそう言って、数枚の資料を渡してきた。
そこには、収支報告の数字が並んでいる。
「…これをパッと見ても、ピンとこないですね。」
資料を見ながら、呟いた。
「まぁ、そっち関係の仕事はしてないからな、お互い。 それで今回、その赤字を減らすための会議が行われた。…どんな結果になったと思う?」
俺をチラリと見る、上野さん。