幸せの見つけかた

「はぁー……　バアちゃん呼んでくれよ…。」




「今、俳句の会に参加中で、無理だそうです。」



「はっ？　フラの次は、俳句かよ。」



大きなため息と共に、ドカッとソファーに座った。





「なぁ二宮、バアちゃんは一体何考えてんだ？」




「いつも良平さまが幸せになられる事を、願われてますよ。」



…なんだよ、その穏やかな微笑みは。




「それに、施設で働かれる事にされたんですね。これには、お婆さまも驚いてらっしゃいましたよ。」




「俺も良く分かんねぇんだけどさ、今となっては。　でも、何も知らないくせにって言われたのが悔しくて。それなら、やってやろーじゃないかって…。」




「そうですか。頑張って下さい。」




お前に励まされてもなぁ…。