幸せの見つけかた
「なぁ、彼女も佐藤って名字なんだけど。まさか、親戚じゃないよな?」



「私の調べた限りでは、違います。ちなみに佐藤は、日本でかなり多い名字ですから、偶然だと思いますよ。さぁ、明日から頑張って下さいね。」



ニッコリと笑い、二宮は帰って行った。





ちぇっ、さっさと行きやがって。





明日かぁ…




そう、早速明日から施設に来てくれと、さっき連絡があった。



期間は一週間。



自分から言い出したものの、やっぱり不安だ。



いじめられたりするのかな。



何しろ俺は、敵なわけだし。





…大丈夫かなぁ……








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