幸せの見つけかた
…訳わかんねー世界だな。




しかし… シャケくわえたクマって… ベタすぎね?




まぁ、バアちゃんだから、しょーがねーか。




「おや、お気に召しませんでしたか?」



はぁーっと大きなため息をついた俺の顔を、覗き込んできた。




「いや… バアちゃんにはサンキューって、言っといて。…ちょっと、疲れてさ…」





「リストラの件で、悩まれてるんですね?」




「……」



思わず二宮をジッと見た。





「妖精ですから。」



俺と目が合うと、ニッコリ微笑んだ。






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