カミレンジャー!
「あの・・・これが『カミレンスーパーカー』なんですか?」


「そうだが?何か問題でも?」


「いえ、俺の目には普通のワゴン車に見えたものですから・・・。」


 しかもマニュアル。


「どうした?まさか操縦できないとか!?」


「いえ・・・一応免許持ってますし・・・。」


 ただ、どこがスーパーカーなのだ?


「なら、問題ないだろう?早速出撃だ!」


「どこにですか!?」


「道案内は私がします。」


 イエロースーツがまぶしい実が言う。


「あの、実君・・・一応聞きたいんだけど、その格好恥ずかしくない?」


 女性はミニスカート。それは小さい頃から見ていた戦隊物決まりなのだろうが、足まで露出することはないだろう・・・


 しかも男に・・・。


「似合ってませんか?」


「いや・・・。」


 むしろ似合っているとおもってしまう自分が嫌だ。


 てか、そういう問題なのだろうか?


「急げ!今こうしている間でもワイルダーは地球を蝕もうとしているのだぞ!!」


 えらそうなことを言っても、後部座席に座っているためカッコがつかない。


「分かりました。」


 口では言いながらも青山は思っていた


 おそらく大丈夫だろう・・・と。

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