カミレンジャー!
第三章
「あの・・・ホントに着なくちゃいけないんですか?」


 何気に予想はしていたが、ホントに出てくるとやっぱり抵抗がある。
真っ青の全身タイツ・・・。


「当たり前だ。これを着ずしてどのように戦えというのだ!?」


 いや・・・いくらでも戦えると思いますよ兄貴・・・。


「いいから早くするんだ。もうイエローもカミレンスーパーカーに乗って待っているぞ!」


 スーパーカー?


 先に出て行くレッドを横目に青山はしばらく悩んでいたが、このヘルメットさえかぶっていれば身元が割れる心配もないと判断し、結局着込むことに決めた。


 あまり悩むことのない青山茂、O型の青年である。
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