俺様男と恋に落ちて
「大丈夫!連絡入れたから!」

はーーー?!まじっすか・・・。

「やだ。」

「相手の人がよく話してから決めたいっていってるのよー!」

めんどい。

「分かったよ・・・。」

相手の人絶対恨んでやる・・・。

「よかったあ!そこに服あるから着替えてねー!」

スキップして出て行った母。

「・・・めんど。」


私杉谷美優。家はメッチャ金持ち。

美優には双子の姉がいる。美羽っていうなんでもできる子。

だから美羽と一緒にいたくない。

見合いしたってどうせ美羽になるし。


「はよ・・・。」

「おはよっ美優!!」

朝から美羽は元気だな。

「二人とも早く準備してっ!!」

「もおママってば、どうせ美羽が選ばれるのに二人にやらせるなんて!ね美優?」

「興味ない。」

「美羽よりモテないからってひがむなっつーの。」

小さい声で呟いた。

美羽は二重人格。普段は優しい子だけどめっちゃ性格悪い。

でも美羽は普通の人には優しいし優秀だし運動神経抜群。あとかわいい。

でもモデルの仕事は美羽より美優の方が売れてる。

だからモデルだけは負けないもん。



「行くわよー!!」

玄関のところで母が叫んだ。

「はーい!・・・結婚相手美羽になっても恨まないでね~!」

どうでもいっつうの。


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