髑髏マークの彼女

第二声・銃弾



「は?明日何があるか?」

「…わかんねーの。」

「何で私に聞くのよ。」

「だって今廊下を通ったから。」


質問に答えただけなのに、ため息をつかれた。

クラスメートの階堂は女子の中だとダントツでしゃべり易い。


「乙女心、わかってあげなよ。」

「はい?」

「明日は……」

「明日は?」


中々先を言わない階堂。

ちら、と俺の顔を見て口に出した言葉は…


「やっぱ自分で考えなさい!」


教えてくれないのかよ。


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