にゃんころ話
猫がいた。


話しかける。



「にゃ。」







「にゃ。」




案外
優しそうだ。



俺は
あの空き地に

昔何が
あったのか
聞いてみた。



案外簡単に
答えは
返ってきた。











ぼろい
一軒や。







どくん…!






心臓が
激しく
脈打つ。




痛い。




思わず
目をつぶる。




痛い。



痛い。



痛い…!



何で
こんなに
痛いんだ。



どうして?



わからない。



けど、


痛むんだ。




俺の…




心臓と

頭と










心が…。
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